[ロイター] – ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は水曜日、年初以降の経済指標が好調だったことから、FRBが今年利下げするのは2回、あるいはおそらく1回だけが適切になる可能性が高いと示唆した。
カシュカリ氏はWSJライブのインタビューで、FRB政策当局者が最後に四半期経済予測を発表した際に書き込んだ15分の1利下げの回数について言及し、「12月は2時だった」と語った。 FRBが次回政策を決定する会合が開かれる2週間以内に、新たな予測が発表される予定だ。
カシュカリ氏は「入手したデータを見ると、12月よりもさらに多くの削減を行うと言うのは難しい」と述べた。 「基本的なケースでは、12月と同じか、あるいは1つ減る可能性があるようですが、まだ決めていません。」
同氏の同僚らの12月時点の予想中央値は、年内3回の利下げで、FRBの政策金利は現在の5.25~5.5%の範囲から4.5~4.75%の範囲に引き下げられることになる。
カシュカリ氏は、「基本的なシナリオ」はFRBがこれ以上利上げしないということであり、これは12月に公表された見通しとそれ以降の発言に基づくと、すべてのFRB政策立案者が共有する見解であると述べた。
カシュカリ氏は、経済が回復力を維持し、インフレが予想よりも定着していることが判明した場合、「われわれが最初に行うことは、金利を長期間現状に維持することだ」と述べた。
同氏は、経済と労働市場が好調でインフレが低下している中、「経済がこれほど健全な形で続いているのに、なぜ実際に経済を抑制していると考えるのかという議論を見てみたい」と述べた。
同氏は、FRBは景気後退を避けたいと考えており、歴史的にFRBが高すぎるインフレとの戦いを繰り広げてきたように、インフレは低下しても雇用市場は崩壊しない「ソフトランディング」を堅持したいと考えていると述べた。
しかしカシュカリ氏は、現在は「経済が非常に好調であれば、我々がそれが可能であると認識していなかった時代に、おそらく経済はこの金利環境を維持できるだろう」と述べた。