米国のネオブローカー、ロビンフッド(NASDAQ: HOOD)は、ロビンフッド・クリプト LLCが米国証券取引委員会(SEC)からウェルズ通知を受けたと発表しました。この通知は、SECがロビンフッド・クリプトに対して執行措置を提案することを示唆しています。ロビンフッドに対するSECの行動には、暗号資産のリストやカストディ、プラットフォームの運用が含まれています。
ウェルズ通知の詳細
SECのスタッフからのウェルズ通知には、1934年証券取引法のセクション15(a)および17Aの違反が疑われることが記載されています。これに基づき、民事差し止め措置や公開管理手続き、差し止め命令などの措置が提案されています。
ロビンフッドの反応
ロビンフッドのチーフリーガルオフィサーであるダン・ギャラガー氏は、「私たちはSECと協力してきたが、今回の通知に失望している」と述べました。また、ロビンフッドは、プラットフォーム上の資産が証券ではないと確信しており、SECと対話を続ける意向を示しています。
今後の展開
ロビンフッドは、特定のトークンをリストしない、貸付やステーキングなどのサービスを提供しないという難しい選択をしてきました。さらに、特別目的ブローカー・ディーラーとしての登録を試みてきたと述べています。今後の展開については、引き続き注視していきます。
ロビンフッド暗号資産部門は、SECからのウェルズ通知に対して深い失望を表明していますが、引き続きSECと協力し、自らの立場を明確にしていく意向です。ロビンフッドは、プラットフォーム上の資産が証券ではないとの立場を堅持しつつ、今後の展開を注視しています。この状況は、ロビンフッド暗号資産にとって重要な局面であり、業界全体に対する影響も注目されます。