ASXのFY24の純利益が減少

ASXのFY24純利益は、営業収益の増加にもかかわらず、コスト増加の影響で前年同期比3.4%減少しました。

FY24の業績概要

ASXは、2024年度の財務結果を発表しました。FY24の営業収益は10億3400万ドルで、前年同期比で2.4%の増加となり、過去最高の収益を達成しました。主要事業の業績はまちまちで、マーケットおよびテクノロジー&データ部門が成長した一方、リスティングおよびセキュリティ&ペイメント部門の貢献は低下しました。

コスト増加が純利益に影響

FY24のグループ全体の総経費は、前年同期比14.7%増の4億2950万ドルに達しました。この増加は、規制対応やテクノロジー投資を支えるための人件費増加、設備および管理コストの増加、ASIC監督料の増加によるものです。これにより、FY24の純利益は、営業収益の成長にもかかわらず、前年同期比3.4%減の4億7420万ドルにとどまりました。

配当と今後の見通し

ASXは、2024年9月20日に、1株当たり106.8セントの完全フランク配当を支払う予定です。FY24の年間配当金は、前年同期比8.9%減の1株当たり208.0セントとなり、FY24の純利益の減少と配当性向の低下を反映しています。FY25の総経費の増加率は、6%から9%の範囲内で予想されています。

 
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