ドルが失速し、来年に迫る供給不足と中国による経済刺激の期待から、火曜日のロンドン取引ではほとんどの産業金属が上昇しました。
ロンドン取引所での3か月先の銅先物は1トンあたり8385ドルで0.5%上昇し、8378ドルの21日SMA(単純移動平均)の抵抗を突破しました。
ドルは今日失速しており、それにより重要な米国のインフレデータの前にドル建ての産業金属が支えられています。
また、多くの世界中央銀行が性能向上を図るために来年初めに利率を引き下げる準備を進めているため、金属も来年初めにはブーストを受けると予想されています。
また、需要を刺激し不動産セクターを強調する新しい刺激策の一環として、中国政府の動きにも注目が集まっています。
アルミニウムは1.1%上昇して1トンあたり2140ドルになり、亜鉛は1.3%上昇して1トンあたり2439ドルになりました。いずれも月曜日には8月の安値をつけました。
鉛は1%上昇して1オンスあたり2076ドルになり、スズは1.4%上昇して1トンあたり24,700ドルになりました。一方で、ニッケルは0.1%減少して1トンあたり16,585ドルになりました。
それ以外において、ドル指数はGMT16:55時点でほとんどの主要通貨に対して0.2%下落し、104.1のセッションハイと103.4のセッションローを記録して103.9になりました。
3月のパラジウム先物はアメリカの取引で2.3%上昇して1オンスあたり987.5ドルになりました。