ユーロは、主要通貨バスケットに対してヨーロッパの取引で下落し、ドルに対する損失を広げ、利益確定から3か月ぶりの高値を引いています。
ECB(欧州中央銀行)の関係者からの一連の悲観的な発言、特にECB総裁クリスティーヌ・ラガルドからのものがあり、現行の政策引き締めサイクルは既に終了しているとの見方を強化しました。
EUR/USD
EUR/USDは0.15%下落して1.0895になり、セッションの最高は1.0922で、火曜日に0.3%減少し、4日ぶりの初の損失となりました。3か月ぶりの高値1.0965からは遠ざかっています。
ヨーロッパの発言
ポルトガル中央銀行総裁マリオ・センテノは、インフレが依然として鈍化していると特に指摘し、ECBが既にピークの金利水準に達している可能性が高いと述べました。
ECB総裁クリスティーヌ・ラガルドは、ECBは今や条件がより明確になるまで一時しのぎを得たと語り、インフレが2%の目標に向かって低下している確定的な証拠が得られるまで用心する必要があると主張しました。
ラガルドは、今後の政策決定は入手可能なデータに依存するとし、インフレが頑固なままであれば別の動きがある可能性を示唆しました。