米国利回りの低下に伴い、金相場はプラスゾーンに動いています。

水曜日のヨーロッパ取引において金価格は上昇し、米国10年債利回りの低下に伴い3日連続での上昇を続け、プラス圏での動きを見せています。

最近のFRB(米連邦準備制度理事会)関係者の悲観的な発言が3月の利上げケースを後押しし、市場は今週の米国の重要なデータの発表を待ち望んでいます。

本日の金価格

金価格は1オンスあたり2,043ドルに0.2%上昇し、セッションの最低値が2,036ドルとなっています。前日には0.65%上昇し、ドル安が影響しました。

米国の利回り

米国の10年債利回りは水曜日に0.6%下落し、2連続の損失を延長し、3.887%のほぼ5か月ぶりの安値をつけました。

こうした動向はFRB関係者の悲観的な発言に続くものであり、それが3月の利下げの可能性を示唆しました。

FRBの発言

FRBアトランタ支店のラファエル・ボスティック総裁は来年下半期に2度の利下げの可能性を予想していますが、現時点でそれが緊急の必要性があるとは考えていないと述べました。

リッチモンドFRBのトーマス・バーキン総裁は米国経済のパフォーマンスに依存してFRBの利下げ能力が決まると述べました。

米国の金利

こうした発言に続き、3月のFRBによる利下げの可能性のオッズが81%に急騰し、5月の会合におけるそのような利下げのオッズは98%に急騰しました。

現在、投資家たちは今週後半に米国のGDP、失業手当請求数、個人支出を中心とした重要なデータを待ち望み、政策の今後の方向性を見極めようとしています。

SPDR

SPDRゴールドトラストの金保有量は昨日2.02トン減少し、合計877.67トンとなりました。

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