第3四半期のICE市場は、ICEのブレント原油を含むエネルギーおよび環境市場で記録的な取引量を達成しました。この期間中、総取引量は5億1700万契約に達し、その中でもエネルギー先物とオプションの取引量は2億7600万件で過去最高となりました。これは、ICEが提供するグローバルで流動性の高い市場がもたらす結果です。
エネルギー市場においては、ICEのブレント原油先物およびオプションの取引が特に活発であり、第3四半期には9300万件を超える取引が行われ、日平均取引量も150万件に達しました。これは、過去の記録を大幅に上回る成果です。さらに、10月11日にはブレントオプションのオープン・インタレストが377万件に達し、過去最高を更新しました。このように、ICEのエネルギー市場はますます活性化しています。
また、ICEのガソイル市場も注目すべき成長を見せています。第3四半期にはオプションの取引量が34万4000件に達し、10月3日にはオープン・インタレストが130万件に達しました。これは前年比で60%以上の増加を示しており、ICEのガソイルが世界の精製油製品取引の中心としての地位を強化しています。ICEのブレント原油とガソイルは、エネルギー市場でのグローバルベンチマークとして重要な役割を果たし続けています。
環境市場でも大幅な成長が見られました。EUカーボン排出権（EUA）先物およびオプションの取引量は前年比で40%以上増加し、ICEの北米環境複合市場でも第3四半期に147万件の取引が記録されました。全体として、環境市場の取引活動は前年同期比で42%増加し、オープン・インタレストも35%増加しています。これにより、ICEは環境商品の取引においてもリーダーシップを発揮しています。
