ジュネーブに拠点を置くリテールFXおよびCFDブローカーのデュカスコピーが、2023年の年間報告書および財務結果を発表しました。この報告によると、デュカスコピーの収益および利益は、2023年後半も引き続き減少しています。
2023年後半の収益と利益
デュカスコピーの2023年後半の収益は、CHF 9.5百万(USD $10.4百万)で、2023年前半と比較してわずか1%の減少となりました。これは、デュカスコピーの収益が10年以上ぶりにCHF 10百万を下回ったことを意味します。一方、2023年後半の純利益はCHF 0.2百万で、前半のCHF 0.9百万から72%の減少となりました。
2023年通年の収益と利益
2023年通年の収益はCHF 19.1百万で、2022年のCHF 26.8百万から29%の減少となりました。これには、2023年の高金利環境での利息収入の大幅な増加が含まれています。利息収入は2023年のデュカスコピーの連結収益の10%以上を占めており、2022年のほぼゼロと比較して大きな変化です。年間純利益はCHF 1.1百万で、2022年のCHF 6.7百万から83%の減少となりました。
子会社の業績と顧客預金
デュカスコピーグループの全子会社は2023年に利益を上げており、特に2023年後半はほぼ損益分岐点で運営されていたことが報告されています。デュカスコピーの従業員数は、2023年に108人から98人に減少しました。顧客預金は2023年末時点でCHF 134.6百万と、2022年のCHF 132.1百万とほぼ同じ水準でした。
規制と経営陣
デュカスコピーグループの企業はスイス、ラトビア、日本で規制されています。ラトビアの子会社であるデュカスコピー・ヨーロッパは、欧州連合内での運営ライセンスを持っています。2004年に設立されたデュカスコピーは、共同CEOを務める創業者のアンドレとヴェロニカ・デュカによって管理されています。
まとめ
デュカスコピーの2023年の連結損益計算書および貸借対照表は以下の通りです。