［コロンボ（ロイター）］ – ラニル・ウィクラマシンハ大統領は水曜日、スリランカは2027年から2042年のスケジュール内で債務を返済することに尽力していると述べ、債務再編交渉が成功すれば年間の対外債務支払額は国内総生産（GDP）比4％まで減少すると付け加えた。
この島国は、深刻な外貨不足によって経済が前例のない金融危機に陥った後、2022年5月に対外債務のデフォルトに陥った。
スリランカは2022年9月に国際通貨基金（IMF）から29億ドルの救済を確保した後、債権者との交渉を開始したが、まだ民間債券保有者との合意に至っていない。
同国は昨年11月、インド、中国、日本を含む二国間債権者と合意に達した。
ラニル・ウィクラマシンハ大統領は議会で、スリランカは2027年まで債務不履行に陥る可能性が高く、そうすればスリランカは経済を再建し、国際金融市場に復帰して債務返済再開のための資金を調達する時間が確保できると述べた。
同氏は議員らに対し、「スリランカ経済は２０２３年第３四半期に回復を始めており、国際金融機関は２０２４年の潜在的な経済成長率が２％から３％になると予想している」と述べた。
「政府歳入が相当な水準に維持できれば、債務返済が国に負担を課すことはない。」
ウィクラマシンハ氏は、スリランカの外貨準備高は、国の危機が頂点に達した2022年4月には2000万ドル未満に過ぎなかったが、現在は30億ドル以上に回復していると付け加えた。
