[ロイター] – 米国の企業ジャンク債発行体のデフォルトは2月にパンデミック後の最高値に達したとJPモルガンは新たな調査報告書で述べた。
JPモルガンによると、ジャンク格付けの借り手9社が先月、連邦破産法第11章の適用を申請したか、総額59億7000万ドルのローンと債券の利払いを怠ったとのこと。
他の3社はローンと社債総額39億6000万ドルのディストレスト・エクスチェンジを選択したと報告書は付け加えた。
2月にデフォルト件数がディストレスト取引所を上回ったのはこの11カ月間で2度目だった。
米連邦準備理事会(FRB)が2022年に利上げを開始して以来、デフォルトに直面している企業が法廷外のディストレスト・エクスチェンジに頼ることが増えていると、信用格付け会社ムーディーズ(NYSE:MCO)が最近のレポートで述べた。
JPモルガンによると、先月のデフォルトと不良取引所の合計額は99億ドルで、2023年の月間平均72億ドルを上回った。 両者を合わせた金額としては、2023年4月の169億ドル以来最高額となった。
ムーディーズやその他の格付け会社は、ジャンク格付け発行体のデフォルト率が今四半期に上昇し、2024年末までに横ばいになると予想している。