24時間取引拡大!シュワブ証券の新たな挑戦
近年、ロビンフッドなどの新興証券会社や24時間取引が可能な取引所からのプレッシャーを受け、アメリカの大手オンライン証券会社であるチャールズ・シュワブ証券(NYSE:SCHW)は、24時間取引の拡大を発表しました。これは、2024年末から行われていた試験運用を経て、ついに実現したものです。
24時間取引の概要
今回、シュワブ証券の顧客はthinkorswimプラットフォームを通じて、S&P 500やナスダック100の株式、そして数百ものETFを含む、さらに幅広い銘柄を24時間5日間(24/5)取引できるようになりました。この24時間取引は、市場の変動に迅速に対応したい投資家にとって、非常に魅力的なサービスと言えるでしょう。
シュワブ証券の取り組み
シュワブ証券は、2020年に買収したアメリトレードが2018年から24/5取引を先駆けて提供していました。そして今回、シュワブ証券自身も、数ヶ月にわたる試験運用を経て、幅広い顧客への提供を開始しました。
シュワブ証券のトレーディングサービス責任者であるジェームズ・コスタリアス氏は、「今日の市場では、市場を動かすニュースは通常の取引時間まで待ってくれません。ボラティリティが急上昇したときに市場にアクセスできることが、トレーダーにとってどれほど重要かを知っています」と述べています。
試験運用から得られた知見
試験運用期間中、最も活発な取引時間は、東部時間午後8時から9時と、午前3時から4時の間でした。これは、通常の取引時間における開始と終了時の取引行動と似ています。また、取引量の多かった銘柄は、テスラ(TSLA)、エヌビディア(NVDA)、パランティア(PLTR)、マイクロストラテジー(MSTR)、AMDなどでした。これらの銘柄は、通常の取引時間でも活発に取引されている銘柄と一致しています。
今後の展望
シュワブ証券は、今回の24時間取引の拡大が、業界全体にとっても重要なマイルストーンになると考えています。顧客のニーズに応えるために、世界クラスの取引プラットフォーム、24時間体制の専門サービスとサポート、そしてカスタマイズされた教育を提供することで、24時間取引の潜在的なリスクを理解しつつ、顧客が自身のライフスタイルに合った取引方法を選択できるよう支援していきます。
追加の洞察については、内部リンクをご確認ください: Link